本年度２回目の一泊舎営を愛川ふれあいの村にて行いました。
５月１９日
　昨年の秋の三浦一泊舎営同様に、出発時点では晴れ間があったのですが、本厚木駅からバスに乗り込むと、雨がポツポツ降り始め、目的地の宿舎の最寄りバス停を降りると、本降りになってしまいました。道路脇でポンチョを着用して、ふれあいの村まで徒歩移動しました。

　愛川ふれあいの村（宿舎）に到着し、事務所棟会議室に荷物を預け、ハイキングの準備をしました。　
　悪天候から予定していました、仏果山・高取山ハイキングは翌日に変更し、２日目に予定していた宮ケ瀬ダムハイキングを行う事にしました。
　宮ケ瀬ダムハイキングの出発前に、夜間ハイク以来しばらく続けてきました、エジプト神話を題材にした、２つのポイントを設営しました。このポイントは仏果山・高取山ハイキングで実施する予定でしたが、小営火での出し物の都合からため、急遽、グランドにてゲームの準備を行いました。
　方位と距離から「宝物とクレオパトラの占い」を発見するゲームと「オシリスの足跡」を探すゲームですが、この２つのポイントが小営火の舞台に続く導入となります。　これらのポイントを設営している間に、天候は徐々に回復してきました。

　オリシスの足跡を集めたスカウト達はクレオパトラに手渡した。

　広い敷地一杯を使用して宝探しや足跡を探すゲームを行った後、スカウト達は宮ケ瀬ダムハイキングに出かけました。約１時間の後にダムに到着して、ダムの壁面に設置してあるインクラインに乗ってダムの頂上に出ました。組毎に昼食、水とエネルギー館の見学など行った後、予定の時間に宿舎に戻りました。

　荷物を整理した後、制服制帽で野外集会場に集合し、ＢＶＳ隊と合同で、ふれあいの村職員によるオリエンテーションを受けました。この後、ＢＶＳ・ＣＳ隊合同の開村式を行いました。
　宿舎に戻り、組集会を開き、組の表札作りや、舎営準備を行い、夕食の時間になりました。
　

　ちょっと早い夕食をバイキング形式でいただきました。宿舎のシステム上、致し方ないのですが、バイキング形式はどうしても好きなメニューしか摂らないため、栄養が偏るように感じました。

　やがて、日も落ちて、ＢＶＳ隊ＣＳ隊合同の小営火の時間になりました。今回はＲＳスカウトの支援が無いため、小営火の準備はＣＳ隊男子副長全員で行いました。
　小営火の開始は通常、火の神様の登場が定番ですが、今回はエジプト神話の想定書から次の様な形で進めました。
　松澤リーダーが、これまで隊集会でのストーリー（オシリスとイシスの神話を元に作成、詳細はスカウトにお聞き下さい）の解説（暗殺されたオシリス国王を復活させるためスカウト達が色々な冒険を行って愛川までやって来た）がありました。

『　続いてクレオパトラ（王妃イシスの魂が宿っている5,000年後の子孫）が登場しました。
　クレオパトラがオシリスの復活を祈り続ける・・・と、突然、山から「火球」が飛来して中央の薪組に着火しました。
　（写真は火球により着火した瞬間）

　スカウトが集めた「オシリスの足跡」が炎に包まれると、長い間さまよっていたオリシスの魂が復活し、みんなの前に正装したオシリス国王がゆっくり現れました。
　オシリスはやっとの思いでイシスの化身・クレオパトラと再会することが出来ました。二人はスカウト達にこれまでの協力を感謝し、エジプトに戻って行きました。』

　ここからは通常の小営火の流れになり、エールマスター白井リーダーのもと、各組のスタンツ、ＢＶＳスカウト、ちびっこ隊のスタンツ、ソングで約一時間の小営火を楽しみました。
　

　
　営火後、大急ぎで入浴した後、イエローバー（組長次長）会議を行い、それ以外のスカウトは就寝準備を行いました。

　２日目は前日の雨が嘘のような清々しい快晴となりました。いつもの様に朝のセレモニー、体操、朝食、宿舎の清掃を行った後、ＢＶＳ・ＣＳ隊合同の閉村式を行いました。

　昨日、日程変更した仏果山・高取山ハイキングは１日コースのため、時間的制約から全行程を約２時間縮小した仏果山往復ハイキングを行いました。
　スタートから７分おきに山頂までのハイキングに出発しました。昨日出来なかった２つの課題ポイントを含め、全員頂上の見晴らし台に立つことが出来ました。

Ｐ１　『方位』
高取山の見晴台の方位をシルバコンパスで計測する。
正解　；　２８８度

Ｐ２　『手旗』
リーダーが発信する手旗を読む。
各組には手旗と文字を読む資料（手旗表）を配布。

全文字正解は４０点（正解率換算）
手旗文章「オシリスは月明かりの暗闇から現れた」

　手旗は数文字正解すればＣＳ年代では充分と思っていましたが、スカウトの理解力と集会での指導の仕方が良かったのでしょう、驚くことに全組、全文字が正解でした。指導していただいたリーダーに感謝します。

　帰着して、足元の点検を行いました。
　幸い、被害を受けたスカウトはいませんでした。何の被害か？って
それは秘密。

　ハイキング終了後、宿舎からザックを出して、着替えとパッキングを行い、往路の逆で玉川学園前駅まで予定の時間に戻ってきました。終わりのセレモニーを行った後、解散しました。
参加したリーダー、ＤＬさん『お疲れさま』でした。無事終了できたことに感謝いたします。